陶芸家(とうげいか)は、陶芸を生業とする者を指す。陶工とも呼ばれる。
陶芸
陶芸(とうげい)とは、粘土に造形を凝らしてこれを高温の窯で焼成することにより陶磁器をつくる技術のこと。焼きものとも呼ばれる。
造形方法には轆轤(ろくろ)の上に置き、手や足で回しながら、両手で皿や壷などの形をつくっていく方法や轆轤を用いない手びねりという方法、或いは型を用いて土の形を整える方法などがある。
陶磁器
陶磁器(とうじき)は、土を練り固め焼いて作ったものの総称。セラミックの一種で、土地によるが瀬戸物(せともの)や唐津物(からつもの)等とも呼ばれる。焼き方や用途や生産地などから数多く分類される。
陶磁器は釉薬の有無や焼成温度で以下のように大別される。なお、以下の分類では温度を摂氏で表しておく。
土器
土器(どき)((英)pottery,earthenware)とは、一般的には、粘土を窯を使わず、野焼きの状態で700~900度の温度で焼いた器のことをいう。この場合野焼きを行う穴を焼成坑と呼ぶ。また、須恵器のように窯で焼成したものであっても胎土として使用された本来の粘土の性質が露出しているために、陶器とみなしえないものも土器に含まれる。この場合、須恵器は陶質土器として位置づけられている。土器の器壁の内部には、気孔が多く残っているため、透水性が著しく、陶磁器と比べて比重が軽く、胎土の密度がちいさい。従って、脆くて壊れやすい。
土器は、彩色される場合もあるが、この場合、彩色具は、あくまでも表面を彩色するのみであり、釉薬(うわぐすり、またはゆうやく)のように胎土を覆ったり、透水性を変化させたりなどの物理的、化学的な変化を器本体にもたらさないことを前提としている(ただし、その区別は微妙で、メソアメリカで後古典期にみられる光沢のある釉薬がかかったような焼成のよい器であるPlumbate Wareを鉛釉土器と呼ぶ場合などもある)。土器は、胎土が露出した状態のいわゆる素焼きの状態の器であって、磁器のように化学変化を起こしてガラス化していないため粘土の不透明な状態がそのまま残っている。
日用品として使用される土器は、時期によって、用途や成形技法、形状が変化するため、時間を計る物差しとして考古学上の編年の指標や研究の対象とされる。
炻器
炻器(せっき)とは、陶磁器の一種。
半磁器、焼き締めとも呼び、陶器と磁器の中間的な性質を持つ焼き物で、窯を使い1200~1300度で焼成する。本来英語の"Stone ware"の訳語という。世界各地にあり、普通施釉せず、また絵付けも行なわれないことが多いかわりに、地肌の風合いが賞玩される。浮彫り、貼花(レリーフ)等の装飾が施されることも多い。堅牢で耐水性があり、瓶、壷、水差し、茶器、食器、花器、植木鉢、フィギュアリンなど、日用品から装飾品まで幅広く作られる。素朴で自然の風合いを活かす日本の焼き締め、文人趣味とも繋がる中国の紫砂、また人工美と新古典主義の結晶であるイギリスウェッジウッドのジャスパーウェアなど、陶器や磁器にはない魅力を持った焼き物の一群である。
陶器
カオリナイト(カオリン)を含まない粘土を原料とし、窯で1100~1300度の温度で焼いたもの。釉薬を用いる。透光性はないが、吸水性がある。厚手で重く、叩いたときの音も鈍い。粗陶器と精陶器に分けられる。瀬戸焼、伊賀焼や大谷焼、ヨーロッパではマヨリカとそれから発展したファイアンス陶器、ウェッジウッドのクリームウェア、クイーンズウェア等硬質陶器、ハフナー陶器などで知られている。
磁器
磁器は半透光性で、吸水性がない。また、陶磁器の中では最も硬く、軽く弾くと金属音がする。焼成温度や原料によって軟質磁器と硬質磁器に分けられる。日本の主な磁器として有田焼(伊万里焼)や九谷焼などがある。英語では、産地名をつけた場合は、陶磁器共通に(産地名)+wareと言うが、磁器自体を指す場合は、porcelainという。単に china ということもある。
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