操縦士(そうじゅうし)とは、航空機・船舶などを操縦する人のことで、適した資格を持ったものでないと操縦することが許されない場合が多い。
日本において、資格の名称として、操縦士が使われるのは、
事業用操縦士 (航空機)
小型船舶操縦士
などであり、それぞれ、大きさに応じて技能証明や免許が必要である。
同様に乗り物を操縦、操作、運転する者として、電車等の場合は運転士と呼ばれ、大型船舶の場合は航海士と呼ばれる。(大型船舶では航海士を含む船舶乗組員の長として船長がいる)
操縦者とも称する場合もある。
航空機などのパイロット
航空従事者技能証明(資格であるが、免許ではない、免状とは言えるかもしれない)は航空法により、次のような区分となっている
定期運送用操縦士
事業用操縦士
自家用操縦士
(飛行機、回転翼航空機、飛行船、滑空機等) これらの資格を持つものは、「パイロット」と呼ばれる事となる。航空自衛隊においては、形式が異なるなどの違いがあるので、民間と全く同じではない。
ちなみに、アメリカ空軍とアメリカ海軍では操縦士の呼び名は異なり、空軍では普通にパイロットと呼ぶが、海軍では空軍との差別化と水先案内人との区別(英語では水先案内人もPILOTと呼ぶ)のためエイビエーター/アビエイター(Aviator飛行士)と呼ぶ。
定期運送用操縦士
定期運送用操縦士(ていきうんそうようそうじゅうし)は、航空従事者国家資格のうちの1つ。国土交通省管轄。
国内線や国際線の定期航路の航空機の操縦に必要な資格である
飛行機と回転翼航空機と飛行船に分かれ、それぞれ、陸上単発ピストン、陸上単発タービン、陸上多発ピストン、陸上多発タービン、水上単発ピストン、水上単発タービン、水上多発ピストン、水上多発タービンの種別になっている。
国家試験は年3回実施される(実施は国土交通省)。試験には21歳以上の年齢制限のほか、一定の飛行経歴が必要になる。飛行経歴については航空従事者を参照のこと。資格取得に必要な身体的条件(健康状態)は自家用操縦士に比べてかなり厳しく、現役のパイロットであってもそれをクリアできなければ操縦をすることができなくなる。
取得者の進路としては
国内線・国際線のパイロット
自衛隊のパイロット
がある。
自家用操縦士
自家用操縦士(じかようそうじゅうし)は、航空従事者国家資格のうちの1つ。国土交通省管轄。
無報酬で飛行するのに必要な資格である。運転免許の第一種に相当。
飛行機と回転翼航空機と飛行船と滑空機に分かれ、それぞれ、陸上単発ピストン、陸上単発タービン、陸上多発ピストン、陸上多発タービン、水上単発ピストン、水上単発タービン、水上多発ピストン、水上多発タービン、滑空機は中級滑空機、上級滑空機、曳航装置付き動力滑空機、曳航装置なし動力滑空機の種別になっている。
国家試験は、学科試験が年2回以上実施される(実施は国土交通省)。学科試験合格後、実技試験を実施する。試験には17歳以上(滑空機は16歳以上)の年齢制限のほか、一定の飛行経歴が必要になる。飛行経歴については航空従事者を参照のこと。
なお、「操縦練習飛行許可」という許可証もあり、これと航空身体検査証明を取得していれば、指導員役の有資格者を機長席に座らせ、"仮免許"の形で取り敢えず飛行する事は可能である(各種のガイドブックでも、"やりたくなったら何はともあれ許可を取って飛ぶ事が上達の秘訣"と指南している)。
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