パティシエ(Pâtissier,ère)とはフランス語で菓子製造人を意味する名詞の男性形。女性形はパティシエールとなる。本来フランスでは菓子全般の職人のことを差すが、日本では主にデザート菓子と呼ばれる製菓を作る職人の名称となっている。
職人が生み出すデザート類は、その一つ一つが芸術作品と思われる位に、幻想的および独創的な技の集大成であり、食べてしまうのが惜しまれる程の精巧さである。
今やメディア等で、連日のように取り上げられる注目の職種であり、将来なりたい職業の一つとして上位にランキングされている。
以前よりブームの兆しが見えていたが、それを決定づけたのは2001年にフジテレビ系列で放映されたドラマ『アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~』である。お洒落なパティスリー(お菓子屋)、アンティークで統一された店内、その中で働くイケメンのスタッフ達。このドラマの影響を受けて、翌年からパティシエを目指す人が急増。専門学校の入学希望者(とくに女性)が倍増したと云う。
しかしながら、実際にはドラマの華やかさとは一転して、朝早くから遅くまでの長時間の立ち仕事、休みも少なく、細かい作業から力仕事まで、そして何より優れた美的感覚とその技術が要求され、その実態は数多くの事をこなす屋内型ガテン系である。その為もあり、2004年度の統計によると、職人自体の人数は年々減少傾向にあるようだ。特に若手男性の数が激減し、代わりに女性が進出。オーナーからスタッフまで全員が女性という菓子店も珍しくなくなってきている。
欧州の特にドイツ語圏内では従業員の半数が女性で占めているが 、フランスでは女性がこの職業に携わることは少なく、選択肢の話題にものぼらないと云う。しかしながら、パティシエ(あるいはパティシエール)は日本の医者に値する社会的地位を持ち 、さらにM.O.Fと呼ばれるフランス国家最高職人賞を持った者は、最高の栄誉と信頼が保証されている。
本来このパティシエは、器やパイ生地等に肉や魚を詰めて焼く料理、パテ料理の製造人のことを指していた。
デザート
デザートとは、主食の後に出す果物、菓子、アイスクリームなどのことをいう。「dessert」という言葉は上記の意味をさすものとしてアイルランド、アメリカ、カナダ、オーストラリア、フランスで最も良く使われるが、イギリスやその他のイギリス連邦諸国では「sweet」「pudding」といった言葉がより使われる。ただ、この意味において「sweet」を使うものはイギリスでは、いくらか「lower class」下層階級、労働者階級と見なされる。しかし日本では近年、スイーツと呼ぶ傾向にある。コース料理の場合など、最後に食べたものが最も印象に残りやすい。よって、デザートに勝る印象を残す料理を作る調理師は腕の立つ者、という考え方がある。デザートを作る専門職として、パティシエと呼ばれる調理師がいる。日本におけるデザートとしては、ケーキや、アイスクリームが想起されることが多いがフランス料理においてはこれらはアントルメ・ド・パティストリー(菓子職人が作る菓子)に分類され、スフレ、プティング、ババロアなどのアントルメ・ド・キュイジーヌ(料理人が作る菓子)と区別されている。
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