巫女、または神子(みこ、ふじょ)とは、神に仕える女性のこと。女性の巫(かんなぎ)・巫覡(ふげき)のこと。
元々は神の言葉(神託)を聞き他の者に伝えることが役割の女性たちであり、古来より男性優位の社会においても世俗の王を超える権威を持っていたケースが多かったと言われる。
現代日本の巫女
現代日本で、巫女というと神道の神職の補助をする女性を指すことが多いが、実際には「巫女」という役職は存在しない(女性の神職もいるものの、これは巫女ではない。但し、巫女を兼ねる場合もある)。白の小袖に緋色の女袴、長い黒髪を後ろで一つに束ねている(巫女装束)というのが、典型的なイメージである。神事において、神楽といわれる独特の舞を奉納したり御神酒を振る舞ったりする役割を負う。
正月やお祭りのときに神楽を舞う巫女とは別に、祭りの場で神酒を注いだり、お神籤やお守りを授与(販売)している巫女もいるが、こちらは学生がアルバイトで行っていることも多い。
巫女になる条件
神職になるためには、神社本庁の発行する資格が必要となるが、巫女になるための公的な資格というのは存在しないため、心身ともに健康な氏子の女性ならば誰でも巫女になることは可能である(ただし髪を染めているとなることが出来ない地方もある)。
しかし巫女の多くは、神職に身を置く者の娘など、その神社に縁がある人が臨時で奉仕することが多く、常勤の巫女の求人は非常に少ない(常勤の巫女を置けるような神社は多くないため)。正月にお守り等を配っている巫女も、そのほとんどがアルバイトである。常勤の巫女の求人は、新聞や求人広告に掲載されることがあるので、それを探すのが巫女になる現実的な手段であろう。また、神職養成機関(大学や養成所等)には、神職の他に少ないながら巫女の求人が寄せられることもある。
巫女の性的制限
また巫女が奉仕できる年数は短く、中卒から25歳程度までと言われる(現実的には高卒から)。俗に、巫女は処女でなければなれないという噂が流布しているが、巫女に処女性を求めるのは西洋の価値観(キリスト教からくる)であり、日本において基本的にはそのようなことはない。特に神楽を舞う巫女については、結婚してからも続けている者もいる。
科学や倫理道徳の発達した現代においては、表向きには男女平等の観点から、宗教上の処女性を廃止・黙認することが多い。
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